原洋司法律事務所

医療過誤とは

医療過誤とは

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医療過誤とは、医療事故のうち、医療従事者の過失により患者に被害が発生することをいいます。 例えば、診断ミスや手術ミス、診療ミス、医療スタッフ間の連携ミスなどが医療過誤に当たります。

医療過誤は起こらないに越したことはありませんが、診療や手術などが人の手で行われる以上、人為的なミスをゼロにすることはできません。我が国の医療は世界最高水準ですが、それでも医療過誤は起こりうるものなのです。

重要なのが、医療過誤が起きた場合にどのような対処をすればよいかを知っておくことです。医療過誤が認められた場合、その医療機関は基本的に「民事責任」と「刑事責任」を負うことになります。

●民事責任 医療過誤が認められる場合、患者やその家族・遺族は、医療機関に対して損害賠償請求を行うことが出来ます。賠償責任の根拠となるのが、不法行為責任(民法709条)あるいは債務不履行責任(民法415条)の2つです。患者側と医療機関側の示談交渉や、民事訴訟によって賠償額を決めます。

●刑事責任 医療過誤が業務上過失致死傷罪(刑法211条1項)に該当する場合は、医療機関は刑事責任を負います。この場合は、警察や検察といった機関が捜査を行い、起訴するかどうかを検討します。刑事裁判で有罪となった場合は、刑罰が科されることになります。

医療過誤をめぐる問題に対処するためには、かなり専門的な知識が必要となります。医療機関側の責任を追及したいと考えているのであれば、医療問題に精通した弁護士に相談することをおすすめします。

原洋司法律事務所は、札幌市を中心に、北海道全域の医療過誤をめぐるご相談をお待ちしています。 医療問題に対処するためには、専門的な知識が求められ、協力医などからのサポートが必要不可欠です。当事務所の弁護士は、医療問題に関して豊富な実績があります。 医療問題でお悩みの方は原洋司法律事務所までご連絡ください。