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医療過誤事件解決までの流れ

医療過誤事件は、解決するまでの流れとしては次のように進みます。

 

■1.法律相談
医療過誤が疑われる場合、まずは弁護士にご相談ください。
法律相談では事件の概要を伺ったうえで、事件の見通し、今後の流れ、費用などを説明いたします。初回のご相談を円滑に進めるために以下の点をあらかじめメモしておくことをおすすめします。
・医師にかかるまでの状況
・診療を受けた日時や診察内容、治療方針、病気の経過についての見通しの説明
・時系列順に上記治療方針に基づく処置・投薬・検査
・上記処置・投薬・検査による病状の悪化の経過
・医療過誤と判断した時期・理由
・病状の悪化の際になされた医師の説明

 

■2.医療過誤の調査
医療過誤の責任を医療機関や医療従事者に追及していくためには、証拠がなければなりません。カルテ等が破棄・書き換えがされないように、カルテや看護記録などの証拠物の任意開示を請求します。医療機関側がこれに応じない場合は、裁判所の証拠保全手続きを申し立て、証拠隠滅等がなされる前に証拠を確保します。

 

法律相談で伺った事案の時系列や医療文献をもとに、事案を迅速かつ慎重に検討し、過去の裁判例や協力医の見解などを参考に、医療機関側の過失を指摘できるかを精査します。調査の結果、医療機関側の責任を追及できると判断した場合、損害賠償請求を行っていきます。しかし、責任追及が困難と判断した場合は、調査手続きで終了し、責任追及が困難と判断した理由等について説明いたします。

 

■3.示談交渉
医療過誤の可能性が高い場合、いきなり訴訟を提起するのではなく、まずは示談交渉を行います。証拠がそろっていれば、医療機関側も示談交渉に応じて、迅速かつ柔軟な解決を図ることが期待できるためです。示談が成立すれば、医療機関側と和解契約を締結し、それに基づいた賠償がなされます。

 

医療機関側が、過失は認めるものの賠償額について折り合いがつかない場合は、民事調停手続き(医療ADRなど)を利用して、第三者の仲介のもと話し合いを行うこともあります。

 

医療機関側が過失などの責任を認めない場合は、訴訟を提起することになりますが、訴訟の場合、時間や費用の負担が大きく、慎重な判断が必要となります。また、訴訟を提起したからといって勝訴できるとは限りません。ご依頼者様の意思を尊重し、訴訟を提起すべきかどうかを判断いたします。

 

■4.訴訟
示談交渉が成立しなければ、訴訟を提起します。判決を得るか和解の成立により、裁判は終了します。医療過誤訴訟は事件の個別性が強いため、事案にもよりますが、訴訟提起から第1審判決までの期間は数年かかる場合があります。第1審判決に不服がある場合は、上級裁判所に審理・判断を求める上訴を検討することになりますが、この場合、判決が確定するまでさらに時間・費用を要することになります。

 

原洋司法律事務所は、札幌市、小樽市、岩見沢市、江別市、石狩市を中心に、札幌市周辺の医療過誤に関するご相談を承ります。
当事務所は「お客様の立場に立った親切・丁寧でわかりやすい対応」をモットーとし、ご依頼者様の希望にかなった解決ができるよう、「相談しやすい法律事務所」を目指しております。初回相談は無料で、弁護士費用の分割払いなど柔軟に対応いたします。
医療過誤でお困りの際は、当事務所までご相談ください。

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原 洋司
代表弁護士 原 洋司 (はら ようじ)
所属団体

札幌弁護士会所属

札幌商工会議所部会分科会長

北海道大学同窓会

札幌南高等学校六華同窓会

公益財団法人プラン・ジャパン・スポンサー

日本司法支援センター(法テラス)の民事法律扶助の登録弁護士

沿革 平成6年に設立して以来、交通事故、企業法務、企業再生、医療過誤、親権、離婚、個人債務、相続、保険金請求など幅広い分野についてお客様のニーズに応えてきました。ゴルフ場の破産や清算も手掛け、手掛けた全てのゴルフ場を再生させました。

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